レポート

2026年2月 留学生のための就職支援講座「企業訪問バスツアー」が開催されました。

2026年2月 留学生のための就職支援講座「企業訪問バスツアー」が開催されました。

静岡県国際交流協会ではふじのくに地域・大学コンソーシアムからの委託を受けて県内企業に就職を希望する留学生に対し、就職に必要な知識やマナーの習得、静岡県の産業や企業についての理解を深めるための就職支援講座を実施しています。
その中の1つ、「企業訪問バスツアー」について報告をします。

今年度は静岡市清水区に本社を置く2つの企業を訪問させていただきました。

訪問日時:令和8年2月5日(木)10時00分~16時00分
参加人数:23名(出身国内訳:ミャンマー11名、ベトナム5名、中国2名、韓国2名、インド2名、バングラデシュ1名)

午前

  • 訪問先:株式会社駿河生産プラットフォーム本社/清水工場(静岡市清水区七ツ新屋505番地)
  • 企業概要:プレス金型部品をはじめ、モールド金型部品、自動化部品、光関連機器などを製造。最先端の産業・技術を支える企業。ベトナム、韓国、中国、タイ、インドに海外拠点あり。

午前中は株式会社駿河生産プラットフォームに伺いました。まずは本社の会議室で企業の概要についてご説明いただきました。駿河生産プラットフォームは「時間戦略」をキーワードに、800垓(がい)ものバリエーションを誇る製品を業界最短で納品しています。海外で半完成品をつくり受注後に国内で加工する、自社開発の設備を活用して従来の工程を短縮するなど、短納期を実現する工夫を教えていただきました。また、多くの外国人社員が在籍しており、清水工場だけで海外出身の社員が約40名いるとのことです。
映像で製品の製造過程をご紹介いただいた後、本社内の工場に移動し、実際の現場を見せていただきました。複数の機械を1人で操作する姿や、あちこちでロボットが稼働する様子を目の当たりにして、学生たちは自動化の技術の進展に驚いている様子でした。
最後に、5つのグループに分かれ、社員の方と交流する時間をいただきました。参加学生の出身国に合わせて、ミャンマー、ベトナム、中国出身の社員の方5名が参加してくださいました。それぞれ自己紹介いただいた後、業務内容や社内の雰囲気、採用面接についてなど、様々な質問に丁寧に答えていただきました。
参加した学生からは、「想像以上に自動化が進んでいてびっくりした」「外国人社員が多く、日本で働きたいという思いが強くなった」「こういう会社で働きたい」という感想がありました。また、AIを活用した機械部品調達システム「meviy」に興味を持った学生もいました。

午後

  • 訪問先:フジ物産株式会社本社(静岡市清水区大坪2丁目5-32)、同駒越倉庫(静岡市清水区駒越北町4-4)
  • 企業概要:石油製品や水産食品の販売をはじめ、遠洋マグロ船のトータルサポートやウナギ事業など、幅広い事業を行う。再生可能エネルギー事業やスポーツ振興、地域貢献活動にも注力。

午後はフジ物産株式会社に伺いました。最初に、本社の会議室で企業説明をしていただきました。来年創業70周年を迎えるフジ物産は、水産物卸売やエネルギー事業を中心に、多様な事業を展開しています。アスリートのセカンドキャリアのサポートや子どもの学びの場づくりなど、地域貢献にも力を入れながら、「利他と挑戦」という企業理念の下、多角化経営を実現しているとのことです。
その後、5つのグループに分かれ、マグロのお刺身をいただきながら、社員の方々と交流させていただきました。インドネシア出身の社員さんも参加してくださり、海外出張やワークライフバランス、日本語の勉強法など、幅広い話題について、和やかな雰囲気でお話を伺いました。
最後に、昨年7月に完成した駒越倉庫に移動し、冷蔵倉庫を見学させていただきました。新倉庫では自動化が進み、庫内作業の無人化が進んだ結果、業務効率化や労働環境の改善につながったそうです。見学後は実際に販売されている商品を試食させていただき、学生たちは美味しそうに頬張っていました。
参加した学生からは、「製品の製造から流通までを少人数で行っていることにおどろいた」「社員の皆さんがとてもフレンドリーだった」「日本の会社は厳しいと思っていたが、みなさん仲が良くておどろいた」といった感想が寄せられました。

学生たちを温かく受け入れてくださり、ありがとうございました。