2025年6月・10月 留学生のための就職支援講座「就職活動の基礎知識」「在留資格について」が開催されました。
静岡県国際交流協会ではふじのくに地域・大学コンソーシアムの委託を受けて、県内企業に就職を希望する留学生に対し、就職に必要な知識やマナーの習得、静岡県の産業や企業についての理解を深めるための就職支援講座を実施しています。今回は「就職活動の基礎知識」「在留資格について」をご紹介いたします。
中部
日時:令和7年6月28日(土)14時30分~16時30分
場所:B-nest 静岡市産学交流センター 演習室3
受講者数:19名
講師:キャリアカウンセラー 野口 直子氏 行政書士 黒田 忍氏
西部
日時:令和7年10月25日(土)13時30分~15時30分
場所:静岡大学浜松キャンパス 工学部7号館7-11、オンライン(Zoom)
受講者数:30名(対面25名、オンライン5名)
講師:キャリアカウンセラー 野口 直子氏 行政書士 山内 大輔氏
前半は就職活動の基礎知識について学びました。日本企業が留学生に求めるものをはじめ、日本と海外における就職活動や雇用のあり方の違い、日本語力の重要性、面接への心構えを中心に、お話を伺いました。
企業が外国人材を海外から直接雇用するとき生活サポートなどを企業側が担うことが起きがちな一方、日本の生活習慣やルールに既に馴染んでいることは留学生のアドバンテージです。また、日本では多くの大学生が同時期に就職活動を始めるのが特徴で、4月1日にそろって入社します。大学または大学院の最終学年に勉強と就職活動を両立するには、早めの準備が肝心であり、留学生同士だけでなく、ぜひ日本人の学生とも情報共有をしながら進めてほしいとアドバイスをいただきました。
また、日本語能力は日本企業が留学生に求める資質の上位を占める項目であり、社会人として周囲の人々と信頼関係を築く上で非常に重要であると教えていただきました。無理に敬語を使う必要はなく、「です・ます」調でていねいに話すことを心がけると良いというお話もありました。面接への心構えについては、日本の雇用システムであるメンバーシップ型を踏まえ、「なぜ日本に留学したのですか?」、「この会社でどのくらい働くつもりですか?」といった頻出の質問と回答の仕方を、ポイントを抑えながらご紹介いただきました。受講生からは「前もって準備することの大切さが改めてわかった」、「就職活動のスケジュールを明確に立てたい」などの感想がありました。
後半は行政書士の方から在留資格について学びました。海外からの留学生が日本で就職活動を進める際、留学ビザから職種に該当する資格に変更する必要があります。講座の中では、就職に関連する在留資格について、変更手続きに必要なことや、それぞれの資格によって認められる具体的な活動例、許可事例や不許可となった事例等について詳しく教えていただきました。また、内定から卒業、就職までの流れについて、内定後は早めに就職先の企業に確認して手続きを進める必要があること、オンラインでも申請可能なことをご説明いただきました。続いて、アルバイト先にそのまま就職できるか、9月卒業の場合はどうしたらよいか、卒業後にアルバイトはできるか等、留学生からよく聞かれる質問とそれに対する回答をご紹介いただきました。その他の注意点として、申請時には国民健康保険や年金保険、市県民税の滞納がないか厳しくチェックされること、年金の免除制度、アルバイト超過についてもお話がありました。終了後の質疑応答では卒業後の就労制限や家族滞在、永住権などに関する質問が寄せられ、学生たちの関心の高さがうかがえました。留学生の皆さんが本日学んだ就職活動や在留資格についての知識を活かして、日本での就職活動に臨んでくれることを願っています。
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