レポート

留学生と巡る静岡県③
うなぎ養殖の歴史が古い静岡でうな重を食べる

100年以上前の明治時代から、うなぎの養殖が始まった静岡県。特に浜名湖周辺は、養殖に必要なきれいな地下水が豊富なことや、うなぎの稚魚やうなぎの餌が大量に捕れること、一年を通して気候が温暖なことなどから、昔からうなぎ養殖が盛んです。

昭和40年代には、静岡県全体のうなぎ生産量が、全国の7割を占めるまでになったとか。今でも静岡県はうなぎの名産地として、県内各地にうなぎの美味しいお店が数多く存在します。

静岡県立大学​​大学院生のリージャンファ(李江華)​​さんと一緒に、静岡のうなぎを食べに行きました。

この日に李さんといただいたのは、重箱に入れたご飯にうなぎの蒲焼を乗せた「うな重」。
蓋をあけるとふわっと、焼けたうなぎに甘辛いタレが絡んだ香ばしい香りが漂ってきます。

李さん「うわー、いい匂いですね。美味しいです!うなぎは、静岡県に来てから初めて食べました。浜松や三島は特に有名ですが、静岡市内にも美味しいお店がいくつもあります。」

うな重をいただきながら、李さんの静岡県での暮らしについて、伺いました。

李さん「静岡県に住んで7年になりましたが、とても住みやすいですね。大学の周りは坂道が多いので、家から大学には原付バイクで通っています。遠出する時にも便利です。

ここ2年は、公益社団法人ふじのくに地域・大学コンソーシアムのアンバサダーとして、SNSを通して留学生活を紹介したり、日本語学校の留学生向けの大学進学フェアに参加したりしています。


日本平夢テラスや久能山東照宮など、静岡県には名所がたくさんあります。これまで個人的な散歩だけではなく、友人や家族をはじめいろんな人と訪れてきましたが、毎回新しい発見があるのが魅力ですね。これから静岡県に来ようと思っている留学生にも、『静岡に来たら、きっと良さがわかります!』と伝えたいです。」

静岡県での暮らしを満喫している李さん。ご一緒していただき、ありがとうございました!

静岡県立大学​​大学院生 リージャンファ(李江華)さん

中国出身。2017年に来日。
日本学校で2年間日本語を勉強し、静岡県立大学国際関係学部に入学。
現在静岡県立大学大学院1年生。大学院では国際社会・文化を学んでいる。