静岡県内の企業や産業について外国人留学生をはじめとする学生に知ってもらい、静岡県での就職や定着につなげることを目的として、「令和8年度 グローバル人材向け企業見学バスツアー」を開催した。
今回は「自動車関連産業コース」と「お茶産業コース」の2コースを実施し、学生たちは実際に企業の製造現場を訪問するとともに、社員の方々から仕事の内容や企業の特徴、働く環境などについて話を聞いた。
普段、大学で学んでいるだけでは知ることのできない「ものづくりの現場」や「静岡を代表する産業」に直接触れることで、静岡県の企業や仕事について理解を深める機会となった。
9月3日ー自動車関連産業コース
「日本のものづくり」を現場で体感
自動車関連産業コースでは、浜松地域の自動車関連企業を訪問した。
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工場では、自動車部品が実際に製造される工程を間近で見学した。学生たちは、製造技術だけでなく、品質管理、安全対策、作業の効率化、ロボットやAIなどの技術が現場でどのように活用されているのかについても学んだ。
アンケートでは、「日本の製造業について理解できた」「実際の工場を見ることで、ウェブサイトだけでは分からない職場の雰囲気を知ることができた」といった声が寄せられた。また、企業で働く外国人社員の姿を見ることで、外国人として日本企業で働く」ことをより具体的にイメージできたという学生もいた。
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特に印象的だったのは、自動車メーカーだけでなく、その製品を支える地域の部品メーカーの役割について知ることができたことだ。学生からは、地域の中小企業が高い技術力によって自動車産業を支えていることを実感したという声もあった。
さらに、豊田佐吉記念館では、浜松・静岡県西部地域のものづくりの歴史にも触れ、日本の産業発展について学んだ。
学生からは、
「実際の職場を見ることで、会社のウェブサイトだけでは分からない職場の雰囲気を知ることができた」
「日本の製造業における精密さ、品質管理、安全、チームワークについて学ぶことができた」
といった感想が寄せられた。
9月4日ーお茶産業コース
静岡を代表する「お茶」の世界を知る
お茶産業コースでは、静岡県を代表する産業の一つである「お茶」をテーマに、茶の生産・加工・販売について学んだ。
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まず、ふじのくに茶の都ミュージアムを訪問し、日本茶の歴史や文化、静岡県のお茶産業について学んだ。その後、茶の生産・加工を行う企業を訪問し、実際の製造現場を見学した。
茶の製造現場を見学したほか、抹茶やお茶について説明を聞き、実際にお茶を味わう体験も行った。
学生たちは、茶葉がどのように加工され、製品として販売されるのかを学ぶとともに、抹茶と煎茶の違い、品質管理、保存方法などについて理解を深めた。
また、株式会社やまま満寿多園では、茶畑や製造現場について説明を受け、茶の栽培から加工、販売、海外輸出まで、幅広い事業について学んだ。
特に学生の関心を集めたのが、品質を守るためのさまざまな工夫だ。茶の保存環境や温度・湿度の管理、茶畑で霜から新芽を守るための送風機など、普段何気なく飲んでいるお茶が、多くの技術と工夫によって作られていることを知った。
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さらに、静岡茶が国内だけでなく海外にも輸出されていることを知り、お茶が地域産業であると同時に、世界とつながるグローバルな産業でもあることを学んだ。
学生からは、
「実際に製造現場を見ることで、想像していたよりも多くの工程があることが分かった」
「お茶の生産から加工、販売、海外輸出までを知ることができた」
「外国人社員の仕事について話を聞くことができ、将来日本で働くことについて考えるきっかけになった」
といった感想が寄せられた
「見る」ことで、静岡で働く未来を考える
今回のアンケートでは、企業や産業についての知識だけでなく、「日本で働くこと」「静岡県で働くこと」について考えるきっかけになったという声が多く見られた。
自動車関連産業コースでは、日本のものづくり、品質管理、技術力、職場の雰囲気について学び、お茶産業コースでは、静岡茶の歴史や文化に加え、生産・加工・販売・海外輸出まで幅広く学ぶことができた。
また、実際に企業で働く外国人社員の話を聞くことで、留学生にとって日本企業で働くことをより身近に感じる機会となった。
参加した学生からは、今後についても「他の業界の企業も見学したい」「研究開発(R&D)の現場も見てみたい」「農業や水産業など、さまざまな産業について知りたい」といった意見が寄せられた。
今回のバスツアーが、学生にとって静岡県の産業を知るだけでなく、自分の将来のキャリアを考えるきっかけとなった。